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人の心はうつろいやすい?
サッカーワールドカップは、日本代表が初戦を勝利したことで、一気に盛り上がりを見せています。
・・・・期待感。
あまり良いニュースがないときは、ほんの少しの期待感だけで、人の心は一気に傾くようです。
さて、今月は、2月より実施しているデマンドコントロールについてご紹介します。
デマンドコントロールはご存知でしょうか?
まずは高圧受電している事業所における電気料金の構成を見てみましょう。
下の表のように、事業所における電気料金は「基本料金」「使用電力量料金」「消費税」で構成されています。
このうち基本料金となる契約電力とは、電力会社が設置するデマンド計により、30分毎に年間17,520回計測しており、
過去1年間のなかで最も大きい値が契約電力となります。
ですから、この電力の最大値を低く抑えると、毎月の基本料金を低く抑えることができるのです。
この30分間の平均電力＝デマンド電力を平準化させることをデマンドコントロールといいます。
では、なぜデマンド契約制なのでしょう？
毎年夏場になるとニュースで騒がれますが、エアコン使用により国内の電力需給は夏の暑い時期に突出したピークを迎えます。その為電力会社はこのﾋﾟｰｸに対応できるように、発電所や送電線の電源容量を確保しなければなりません。
逆にこのﾋﾟｰｸ以外は電力設備の稼働率が下がってしまい、電力コストが高くなる原因となっているのです。
その為、高圧受電事業所において「負荷の平準化」に努めてもらうようにデマンド契約制となっているのです。
また、季節や時間帯によっても電力量単価も変えています。
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さて、弊社の昨年～今年度のデマンド電力はどうでしょうか?
毎月の電気管理業者の検診結果を参考にグラフ化したものが下のグラフです。
やはり8月・9月にﾋﾟｰｸがあります。（2.3月も暖房のため数値は高いです）
また、年間を通して最小と最大の差が大きく平準化されていなかったことが分かります。
そして、この夏のﾋﾟｰｸの突出した電力値によって、年間を通して高い基本料を払っていたのです。
この契約電力が1ｋW上がると、年間の電気料金は約1.8万円アップするということですから、
今までの最大電力116ｋWから約20％抑えるだけで、年間40～50万円も電気料金を抑えることができるのです。
この116ｋWという数字は、始業時に機械の電源を一斉に入れ、会社内のｴｱｺﾝをこれまた一斉に運転させたときに出たと思われます。
現在は、会社で使用される電力が日中どのように推移しているかを検針してもらったことで、機械稼動に伴う電力の立ち上がりのﾋﾟｰｸの時間帯が明確になり、その時間帯を避けてｴｱｺﾝを起動させたり、他の負荷の大きい設備をｽｹｼﾞｭｰﾙに従って起動させることで社内の最大電力を平準化させるを運動を実施しています。
ｴｱｺﾝなどを起動するｽｹｼﾞｭｰﾙ |
 
社内のｴｱｺﾝのリモコン置き場にルールを記載したカードを設置 |
資金のある会社では、デマンドコントローラーを設置してしまえば簡単なことと思われますが、
弊社では一人ひとりの意識でどこまで節約できるか挑戦中です。
工場内油置き場の改善です。 ﾄﾞﾗﾑの下に置く台を製作し、設置しました。
以前はﾄﾞﾗﾑを床に直置きしていましたが、油の流出した際の土壌汚染や床の油汚れによる転倒の可能性やケガの懸念から対策をすることとしました。
 
いよいよ来月はISO14001のﾌｧｰｽﾄ審査です。
今まで取り組んできた勉強や活動が評価してもらえるか、不安と期待が入り混じった思いです。
改善に終わりはないですが、第3者から評価・指導してもらうことは会社の発展にとっては必要なことなのだと思います。
編集 荻原利一
今回はドラム缶から油を入れる時にこぼれる油の対策をしました。
内容ですが、ドラム缶の台を設置しオイルマットを敷き『油漏れの流出』を防ぐです。
今回は油置場の改善をしましたが、常に改善を心掛け、より良い作業環境を作れるよう努力をしたいと思います。
製造課 課長 柳澤 裕之 |
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