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米自動車最大手GMが6月1日に連邦破産法11条の適用申請し、経営破綻しました。
米製造業史上最大であるこの破綻は、日本の製造業にも影響を及ぼすことは明白です。
国内景気は底を打ったという見方がされていますが、製造現場業の前線にいる皆さんはどのように感じているのでしょうか?

さて、今月は6月に実施したBS(ブレインストーミング)研修を紹介します。
研修については5月、6月、7月と外部研修及び内部研修あわせて17講座実施しておりますが、
すべてはご紹介できませんので、そのうちの数講座ご紹介いたします。

まず、ブレインストーミンク(BS)についてご説明します。
BSは米国の広告会社BBDO社の社長オズボーンの考案した、自由連想法の代表的なもので、基本的には集団技法です。
【判断延期・自由奔放・質より量・結合改善】 をルールとして、参加者はアイデアを出すことだけに専念して、判断は後回しにします。また奇抜なものや突飛なアイデアまで、「質より量」を重んじ、どんどん発想していきます。そのうち良い質のものも出てくるというわけです。そして、「結合改善」、つまり集団で衆知を集めてアイデアを出せというわけです。

なにか「新しいもの」を作り出すときに、それが良いか悪いかと判断することは、すでに固定概念に縛られているわけで
本質的に「新しい」物というのは、そういった次元には存在しないのでしょう。
またこの手法には、ディスカッションしていくなかで、互いの“ものの見方”の異質さを活かす仕組みも持っているのです。

これらは、製品開発のみならず仕事上の問題解決や現場作業においても、創造的な職場にしていくには必要だと思われるのです。

※ブレインライティングやKJ法はブレインストーミングをWEBで検索すると出てきます。

   
【6月17日に行われた研修の様子】
既存の価値観や先入観を取り払うのは思った以上に難しいです。
しかし、あるアイデアをきっかけに連想的に着想できる場面も多々ありました。(まさに「発想の嵐」)
BS・BWによって抽出されたアイデアをKJ法でグループごとに仕分けていきます。
なるべくラフな雰囲気作りを心がけ、飲んだり食べたりしながら行っています。


今回一連の手法の中で問題となった点は、抽出されたアイデアを絞り込む過程で奇抜なアイデアが切り捨てられてしまうという点で、既存の価値観から抜けらないということが言え、現状では奇抜すぎるアイデアこそ未来を切り開く可能性を持っているのだとすると、こういったアイデアをどのように拾い上げて検討するのか、また絞込みの判断基準をどのように設定していくかということが今後の課題となりました。

 編集 荻原利一

今回の研修は、発想の仕方について勉強しました。一人で考えると固定概念や思い込みなどによりなかなか新しい発想は生まれてきません。今回のブレインストーミング研修では、数人で一つのテーマについて考え、アイデアをどんどん出していきました。また、アイデアをパズルのように組み合わせ、新たに発想を発展させて実現可能なものに近づけてていきました。自由な発想は一人で考えているとなかなか思いつかないこともありますが、他人の発想が新たな発見になり、問題解決に至ることも多くあると思います。普段、割と一人で考え込むことが多い私ですが「発想」するには他人のアイデアも必要があるのだと強く感じました。

製造課   小島 順 

 

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